スーパーGT2020 Rd.4 もてぎ
スーパーGT2020 Rd.4もてぎをリアルタイムで観戦しました。
この週末は天気が悪く、荒れた予選になりました。決勝はなんとか最後まで雨は降りませんでしたが、久しぶりのウェイトが乗った状態でのもてぎのレースということで、わりかしバトルも多くハプニングも多いレースだったと思います。
・予選
今のところは雨は降っておらずドライコンディション
路面はまだ少し濡れている様子
しかし、雨が降りそうな天候
GT300 Q1
GroupA
11ゲイナーがマックスウェイトの100kgを載せているのにトップタイム
2番手にLEON
ホッピーが4番手でQ1突破
10ゲイナー、GBスープラ、シンティアムRCFが敗退
ダンロップタイヤが調子よさそう
GroupB
弱い雨が降ってきた
雨が強くなってきた
ロータスがスピンしてコースアウト グラベルから脱出できず
赤旗
残り8分で再開
ヒトツヤマとエヴァ、BRZ、ARTA、リアライズ、初音ミクはレインタイヤ
残り8分でドライタイヤに熱が入れられるかが勝負所
トップはk-tunes、2番手はたかのこの湯、3番手はVantage
ドライタイヤに熱は入れられたようでレインタイヤで出て行って突破できたのはARTAとBRZだけ
GT500 Q1
一斉にコースイン
少しでも路面がぬれる前にタイムを出す目的
リアライズはレインタイヤで出たが、1周でスリックに交換するためにピットイン
レッドブルがバックストート明けでコースアウト グラベルから出られない
その影響でバックストレート明けがイエロー区間
GTRはクラフトスポーツのみが突破
ゼント、keeper、au、ワコーズが敗退
GT300 Q2
また雨が強くなってきたらしい
全車スリックタイヤ
残り4:23でアップガレージがスリックからレインへタイヤ交換
ランナップがポール 2番手はホッピー 3番手に31プリウス 4番手はBRZ
最終周にタイムがどんどん更新されて面白かった
ホッピーは今回調子がよさそう。決勝も期待できそう。
ランナップの青木は11年ぶりのポール
正直いってランナップのポールは予想外
GT300予選順位
1. 360ランナップGTR
2. 25ホッピーポルシェ
3. 31プリウス
4. 61BRZ
5. 88JLOCウラカン
6. 96K-tunes RCF
7. 9D'station vantage
8. 244たかのこの湯RCF
9. 87JLOCウラカン
10. 55ARTA NSX
GT500 Q2
路面は濡れている
クラフトスポーツとモチュールはイエローフラッグが出ていたため、最後のアタックはタイム取消
そのため、クラフトスポーツはQ1敗退で、ゼントが繰り上げでQ2進出
全車一斉にコースイン スリックタイヤ
レッドブルはQ1でコースアウトしていたが、無事Q2出走
バックストレート明けのグリップがスリックタイヤではまったくない
ゼント以外はピットインして、レインタイヤへ交換
ゼントは1周遅れてピットイン
PPはゼント 2番手ケーヒン 3番手ARTA 4番手はコベルコ
しかし、ゼントとウェッズの接触が審議に
ゼントは黒白旗 タイム抹消はされずポール確定
GT500予選順位
1. 38ZENTスープラ
2. 17ケーヒンNSX
3. 8ARTA NSX
4. 39DENSOスープラ
5. 64ModuloNSX
6. 100レイブリックNSX
7. 16レッドブルNSX
8. 19WedsSportsスープラ
9. 3クラフトスポーツGTR
10. 12カルソニックGTR
11. 14WAKO'Sスープラ
12. 23Motule GTR
13. 24リアライズGTR
14. 36auスープラ
15. 37Keeperスープラ
・決勝
ドライコンディション
しかし、厚い雲が出ているため、もしかしたら雨がふるかも
BRZがウォームアップ走行のスタート時に電気系のトラブルでエンジンがかからず
修復できてグリッドにはつけている状況
ロータスはピットレーンスタート
昨日の予選のスピンでタイヤをダメにしてしまったため、ピットレーンスタートを選択して新しいタイヤでスタート
3 500のトップ3は接戦
4 マッハ車検がスピンしてコースアウト グラベルに引っかかりはしなかったのでコース復帰はできた
5 300は2番手争いが接戦
1番手ランナップと2番手ホッピーとの差は3.4秒まで広がっている
500は3番手モデューロと4番手ARTAの差が3.3秒まで広がっている
6 64モデューロが少し遅れだした
8 バックストレートでゼントが300に引っかかったタイミングでケーヒンがオーバーテイク
抜く際にケーヒンは軽くゼントに当ててこじあけて抜いていく
10 ウェッズと8ARTAが87ウラカンが3ワイドで、8ARTAと87ウラカンが接触
その後、スピンしたウラカンとウェッズが接触してクラッシュ
ウェッズはフロントが大破
SC導入
BMWとR'Qsが接触してM6がストップ 渋滞して止まっていたところにM6が突っ込んでしまった
R'Qdsはとりあえず走れてはいるが、左リアが大破
8ARTAはとりあえずマシンは壊れてなさそう
11ゲイナーは4つ順位を上げて8番手 初音ミクも5つ順位を上げて13番手
14 10ゲイナー、GBスープラ、56リアライズがタイヤ交換でピットイン
SC終了
18 ケーヒンとゼントの差が4.1秒に
ゼントとモデューロの差は3.8秒
19 ホームストレートでモデューロをレッドブルがオーバーテイク
その際にカルソニックがARTAをオーバーテイク
20 モデューロとARTAはタイヤがきつそう
22 モチュールがARTAをオーバーテイク
バックストレート明けでモデューロをモチュールがオーバーテイク
23 ARTAとモデューロは悪い
24 8ARTA、キーパー、24リアライズがピットイン
10ゲイナーにピットスルーペナルティ
レオンはタイヤ無交換
26 ケーヒンとレッドブル、ワコーズがピットイン
300と500のNSXがまとめてピットインしたからピットが大混雑
27 デンソー、モチュール、クラフトスポーツがピットイン
ピットでモチュールがデンソーの前に
28 ゼント、カルソニックがピットイン
ホッピーがピットイン 左側タイヤのみ交換
24リアライズと8ARTAが接触
ARTAはピットインしてタイヤ交換 24リアライズもピットイン
8リアライズはリタイア リアライズはフロントパーツを交換してコース復帰
29 31プリウスはタイヤ無交換
39 64モデューロがピットイン タイヤ交換
カルソニックがペースが上がらない
順位を大きく落とす
43 カルソニックはペースが上がらない
何かトラブルが起きているのかも
44 キーパーとauが接触
キーパーはスピン
auは右リアの部品を破損
また、2台のリアウイングも当たっていて、auはリアウイングのサイドを破損
46 SC導入
ケーヒンとゼントの差20秒がチャラに
50 SC終了
53 レイブリックがモチュールをオーバーテイク
モチュールはペースがあまり上がっていない
59 ランナップがストップ
ガス欠っぽい
51 キーパーがモチュールをオーバーテイク
モチュールがペースがあがらない タイヤがきつそう
GT500 1位ケーヒン 2位ゼント 3位レッドブル
GT300 1位LEON 2位88ウラカン 3位BRZ
ケーヒンは今季2勝目
11ゲイナーはチェッカー後、ガス欠で2コーナー明けでストップ
・決勝順位
GT500
1.ケーヒン
2.ゼント
3.レッドブル
4.ワコーズ
5.レイブリック
6.キーパー
7.クラフトスポーツ
8.モチュール
9.デンソー
10.モデューロ
11.au
12.カルソニック
GT300
1.LEON
2.88JLOCウラカン
3.BRZ
4.K-tunes
5.ヒトツヤマ
6.56リアライズ※ピット作業違反で60秒ペナルティポイント圏外へ
7.11ゲイナー
8.55ARTA
9.ホッピー
10.初音ミク
・感想
今回はGT500は日産勢は手こずってましたね。何回目かわからないQ1でのGTR全滅。
特にウェイトが乗っていないなかでのこの順位ではやはり今シーズンは厳しいですね。予選は久しぶりにゼントが光る走りを見せていた気がします。この2年くらいは苦戦していた印象でしたので、ひさびさのゼントのポールが見れてよかったです。NSXは全体的に予選では速さを見せていました。今シーズン流れが悪いARTAには頑張ってもらいたいところでしたが、決勝で悪い流れを引きずってしまいました。今年のスープラはウェイトが乗っていたとしても、決勝のレースペースがおかしいいレベルでいいですね。TOM'Sの2台があそこまで速いとは正直思いませんでした。決勝前半は苦戦していた様子でしたが、終盤になるにつれて速さを増してきていた印象です。モチュールはレース前半は順位を上げており、今回上位フィニッシュができるのではと期待していただけに、後半の失速は残念でした。特に、最後の最後でガス欠症状がでてクラフトスポーツにゴール直前で抜かれてしまったのはもったいなかったと思います。正直言って、この感じだと今季日産勢がチャンピオンをとることはほぼない気がします。本命はTOM'Sのどちらかで対抗馬としてはケーヒンでしょうか。
カルソニックは要所要所で速さを見せてはいますが、マシンの信頼性が少し足らない気がします。これがどこに問題があるかはわかりませんが、ここをどうにかしなければ、上位でフィニッシュすることは難しそうです。
GT300は今年からポルシェにマシンチェンジをしたホッピーがひさびさに予選で速さをみせてフロントローからのスタートでした。また、ランナップGTRがポールをとるのは予想外すぎました。決勝でも終始圧倒的な速さを見せておりトップを独走ししていましたが2回目のSC明けにストップしてしまったのはもったいなかったと思います。また、ホッピーも今回はタイヤ片側交換はしないほうがよかったのではなかったでしょうか。おそらくチームとしてもマシンの熟成を進めている状況ならば、ここで奇策に打って出る必要はなかったのではないでしょうか。まずは王道のレースを進めることが大事な気がします。そうすることでデータを蓄積していき、効果的なタイヤ交換のタイミングなどを見極めることができるようになる気がします。逆に今回タイヤ無交換で優勝を決めたLEONはマシンとタイヤの組み合わせから無交換前提で熟成を進めているのでしょうね。
次は3回目の富士でのレースになります。また、次のレースから人数を制限してですが、観客をいれてレースをするとのことです。
どのチームも富士のデータはそろってきていると思うので、GT500についてはそろそろ3メーカーが入り乱れた上位争いがみたいところです。また、GT300についてもデータは集まってきているとおもうので、接戦をみせてほしいところです。