こーめいの趣味の話

モータースポーツを観戦しての個人的な感想を書いています。たまに他の趣味の話をすることもあります。

F1 2020 アイフェルGP

F1 2020 アイフェルGPをリアルタイムで視聴しました。

今回の週末はFP1、FP2がともに天候不良のため走行せず、FP3のみでセッティングなどを固めて、すぐに予選が始まるというもので、ある意味2day開催の予定であるイモラでの週末の予行練習になったのではないでしょうか。

 

 

 

・予選サマリー

FP1、FP2は雨と霧のため走行なし
週末通してFP3しか走行のチャンスはなかった

FP3はストロールが体調不良のため、走行しなかった
トロールの代役としてニコ・ヒュルケンベルグが予選から出走
ドライコンディション
降水確率は40%で風が強そう 気温9度、路面温度17度


Q1
ファーストラン
ペレス以外はソフトタイヤ
ペレスはミディアム

フェルスタッペンがトップタイム
ボッタスとハミルトンは2回タイムアタックするが自己ベスト更新にとどまりフェルスタッペンを超えることはできず
フェルスタッペンと2番でボッタスの差は0.25秒
ヒュルケンベルグは20番手


セカンドラン
グロージャンはトラックリミットでタイム抹消
フェルスタッペン、ハミルトン、ボッタス、ルクレールはアタックせず

ヒュルケンベルグは1コーナーでミスし、その後タイヤロックなどもあり、20番手

グロージャンラッセル、ラティフィ、ライコネンヒュルケンベルグがノックアウト


Q2
ファーストラン
メルセデスの2台、フェラーリの2台、リカルドはミディアム
それ以外はソフト
フェルスタッペン、ハミルトン、アルボンの順
ボッタスとベッテルはミスがあった模様


セカンドラン
アルボン以外はソフトで出走

ハミルトン、ボッタスはソフトタイヤでタイムを更新
ハミルトンがトップ、2番手のフェルスタッペンとは0.077秒差
フェルスタッペンはタイムを出せているのに、珍しくもう一回アタックに出て、自己ベストを更新

ベッテル、ガスリー、クビアト、ジョビナッツィ、マグヌッセンがノックアウト

Q3
ファーストラン
全車ソフトタイヤ

フェルスタッペンがトップタイム
2番手ボッタスと0.068秒差
アルボンは4番手で0.54秒差

風の影響なのかはわからないが、Q2のタイムをどのマシンも更新できていない


セカンドラン
全車ソフトタイヤ

ボッタスが全セクターで全体ベストを出してトップ
2番手ハミルトンとの差は0.25秒差
3番手フェルスタッペンは0.29秒差

珍しくメルセデスとフェルスタッペンの差が僅差で、決勝のスタート次第ではトップをとれるかも

 

・予選順位

1.ボッタス
2.ハミルトン
3.フェルスタッペン
4.ルクレール
5.アルボン
6.リカルド
7.オコン
8.ノリス
9.ペレス
10.サインツ
11.ベッテル
12.ガスリー
13.クビアト
14.ジョビナッツィ
15.マグヌッセン
16.グロージャン
17.ラッセ
18.ラティフィ
19.ライコネン
20.ヒュルケンベルグ

 

・決勝サマリー

ドライコンディション 
ライコネンが323戦目

ハミルトンが無線でステアリングにムーブメントがあると訴えている
ペレスは無線でシートの右側で何かが壊れたと言っている
フェルスタッペンは無線でヘルメットのバイザーがうまくはまっておらず、風が入ってくるといっている

どのドライバーもフロントタイヤがロックしがち

ベッテル、ガスリー、クビアト、グロージャンがミディアム
それ以外はソフト

1 1コーナーでボッタスとハミルトンが並ぶが、ボッタスが意地を見せ、1位をキープ

6 フェルスタッペンとハミルトンの差は1.5秒で大きく差が広がってはいない

8 アルボンがピットイン ミディアム
  1周目にフラットスポットを作ったため
  最後尾でコースイン

9 リカルドがルクレールを1コーナーでオーバーテイク

11 ルクレールがピットイン ミディアム

  ベッテルが1コーナーのブレーキングでミス

  ライコネンがピットイン ミディアム

12 ベッテルがピットイン ハード
   11周目のミスでタイヤを痛めたもよう

13 ボッタスが1コーナーでフロントタイヤをロック
  2コーナーでハミルトンがオーバーテイク

14 ボッタスがピットイン ミディアム
   リカルドの後ろでコースイン
  
  1コーナーでライコネンラッセルが接触
   左リアタイヤが破損
   ライコネン接触は審議に

15 少し雨がぱらついてきている模様

16 VSC ラッセルの車体の処理のため
  ハミルトンがピットイン ミディアム
  フェルスタッペンがピットイン ミディアム

  VSC終了

  クビアトのフロントウイングが外れる
   アルボンの左リアタイヤフロントウイングにあたった様子

17 ボッタスが無線でパワーがないといっている
   ノリスとペレスに抜かれる

19 ボッタスがピットイン
   MGU-H系のトラブルの様子
   リタイア

22 ライコネンにタイムペナルティ 10秒


23 オコンがピットイン
   トラブルでリタイア?

24 アルボンがピットイン マシンをガレージへ

26 ノリスが無線で回生がないと訴えている

29 ノリスはとりあえず大きくはタイムを落としていない

  ペレスがピットイン ミディアム
  サインツがピットイン ミディアム

30 ノリスがピットイン ミディアム

31 ハミルトンとフェルスタッペンの差が5.7秒に広がる
  ガスリーがピットイン ハード

35 ハミルトンの右フロントにグレーニングが出できているらしい

36 ルクレールがピットイン ミディアム


39 ハミルトンの右フロントにブリスターが出てきている

44 ノリスがマシンをストップ

  SC

  ハミルトン、フェルスタッペン、リカルドがピットイン ソフト
  ガスリー、ヒュルケンベルグもピットイン ソフト

50 SC終了 レース再開
  

53 ハミルトンとフェルスタッペンの差が2.7秒に

59 ハミルトンがファステストを連発し、フェルスタッペンとの差が5秒差に

60 フェルスタッペンがファステスト

1位ハミルトン 2位フェルスタッペン 3位リカルド

ハミルトンは優勝回数でシューマッハに並ぶ(91勝目)
ワークスとして戻ってきてルノーは今回のリカルドが初表彰台

 

・決勝順位

1.ハミルトン
2.フェルスタッペン
3.リカルド
4.ペレス
5.サインツ
6.ガスリー
7.ルクレール
8.ヒュルケンベルグ
9.グロージャン
10.ジョビナッツィ
11.ベッテル
12.ライコネン
13.マグヌッセン
14.ラティフィ
15.クビアト
DNF ノリス
DNF アルボン
DNF オコン
DNF ラッセ
DNF ボッタス

 

・感想

今回は予選から見ごたえがありました。Q2までのタイム差をみて、もしかしたらフェルスタッペンがPPを獲得できるのではという期待がありましたが、結局メルセデスがいつもの速さをみせてフロントローを独占してしまいました。

レース自体でいうと、荒れたレースになった印象です。まず、メルセデスが今季初のリタイアをしてしまったというのも予想外でした。

今回のレースでいうとガスリーがとてもいいレースをしていたと思います。きっちりとオーバーテイクを決め、順位を上げることもできるし、タイヤをロックさせたりもせずきっちりタイヤを保たせることもできていた印象です。逆にアルボンは今回とっちらかっていました。いつものごとく下位スタートということもあり、強引なレース運びになってしまったのかもしれませんが、何回もタイヤをロックさせてタイヤをダメにするのはレースとしては意味がなかったと思います。また、ガスリーはクリーンにオーバーテイクを決めていた印象ですが、アルボンは少し強引すぎるのではないでしょうか。結果としてクビアトに接触しクビアトのレースを終了させ、またガスリーにも接触寸前になっている有様です。しかも、ガスリーとのバトルの際の無線での泣き言はさすがにありえないでしょう。周回遅れやメルセデスのような圧倒的な速さがあるならまだしも、今のアルボンの速さでは順位を譲ることはないでしょうし、ガスリーとしても少しでも多くポイントを持ち帰りたいというのはあると思います。さすがにもし今後のGPでも今回のようなレース運びをアルボンが続けるのならば、来年はレッドブルのシートはないでしょうね。もし、今の状態のアルボンを乗せ続けるくらいならば、ヒュルケンベルグサインツを乗せた方がチームとしてもよっぽど有意義ではないでしょうか。

ヒュルケンベルグといえば、今回はさすがのドライビングだったと思います。今回、ストロールがFP3で体調不良を訴え、急遽、ヒュルケンベルグを呼び寄せ、予選からレースに参加となりました。さすがに、予選しか走れていなかったため、最後尾からのスタートでしたが、決勝はペースもレース運びもよく、入賞することもできており、ドライバーとしての評価は上がったのではないでしょうか。来年のシートが確定していないチームもまだあり、ハースなどはチーム立て直しのためにもヒュルケンベルグサインツを獲得するのはありではないでしょうか。

今回、ボッタスがノーポイントだったことで、フェルスタッペンとボッタスのドライバーランキングのポイント差が縮まり、逆転の目が少し見えてきました。ハミルトンは別次元の速さを見せていますが、ボッタスはまだフェルスタッペンと同じ次元でレースをしており、レース運び次第では勝負ができる印象です。後半戦、ノーポイントのリタイアをなくし、着実にポイントを獲得し、ドライバーランキング2位の座をフェルスタッペンには狙っていってほしいところです。