こーめいの趣味の話

モータースポーツを観戦しての個人的な感想を書いています。たまに他の趣味の話をすることもあります。

スーパーGT 2020 Rd.7 もてぎ

・決勝サマリー
ドライコンディション
気温はわりかし高いみたい

マッハ車検にウォームアップ走行でミッション系のトラブル グリッドにつけずピットスタートになる模様
シンティアムRCFもピットスタート タイヤ交換のため戦略的にピットスタートを選択
#87ウラカンもタイヤ交換のためピットスタート

気温22度、路面温度は29度

1 GT500、GT300ともに波乱なくスタート

2 ヒトツヤマR8が接触してスピン

3 たかのこの湯RCFはシャーシ交換のためペナルティのピットスルー

5 300はARTAのペースがよくどんどん順位を上げている

  クラフトスポーツがフォームアップ中の黄旗追い越しがあったため、ペナルティのピットスルー

8 24リアライズGTRがトラブルでガレージイン
   スロットルのトラブル

9 500のトップ、モデューロとARTAがテールトゥノーズ

10 ARTAがモデューロを1コーナーでオーバーテイク

  31プリウスが4コーナーでコースアウト
  24リアライズが復帰

  64モデューロのペースが落ちてきている
   レイブリックに追いつかれてきた

12 レイブリックがモデューロをバックストレートで並んでオーバーテイク


17 モチュールのペースが落ちてきて、ウェッズに追いつかれてきた

18 auとケーヒンが接触

21 初音ミクピットイン 左側だけ交換

23 マッハ車検がコースわきにストップ

  レオンがピットイン タイヤ無交換

24 ARTAがピットイン
  モデューロがピットイン

25 SC

28 ホッピーとアップガレージがピットイン

29 SC終了 レース再開

  ピットイン ゼント、モチュール、ケーヒン、キーパー、カルソニック、クラフトスポーツ

  モチュール、クラフトスポーツ、ケーヒンの順番で復帰

30 GBはタイヤ無交換

35 クラフトスポーツ、ペースが上がらない 3台に抜かれる

47 クラフトスポーツがストップ マシントラブル

49 モチュール、ペースが上がらない タイヤが終わったのか?

58 BRZ接触 スピン
   ゲイナーと接触? リプレイではあたっていなさそう


500 1位ARTA 2位モデューロ 3位レイブリック NSXが上位5位まで独占
300 1位リアライズ 2位初音ミク 3位ランナップ

モチュールは最終的に7位

 

・感想
GT500はホンダ勢が上位5位まで独占となりました。
ARTAは今季速さをみせてもなかなか優勝できない中、ついに優勝できてよかったと思います。ARTAは終始安定した速さを見せていたのでSCがなかったとしても優勝できていたのではないでしょうか。逆にモデューロはSCに助けられた感はあります。ダンロップタイヤは速めにペースが落ちてくるイメージなので、SCが入らず、普通にレースが進んでいたら、今季の他のレースのようにずるずる順位を落としていたかもしれません。
日産勢はまずマシントラブルがでずに完走できるところを目指すべき。他のメーカーは日産ほどトラブルでリタイアをしていない印象。また、ハンデがない状態で他車とタイマンで戦えるだけの戦闘力が必要。他のメーカーがウェイトや燃リスがある状態では戦えているが、ウェイトが半分になってハンデが少なくなった状態ではやはり戦えていない印象。
モチュールがチャンピオンをとるためにも他のGTRがポイント圏内に入り、他車のポイントを少しでも減らすことが必要なのに、結局、ポイント圏内に入れたのはモチュールカルソニックだけ。クラフトスポーツはピットアウト後モチュールの後ろにいたので援護射撃が期待できるかと思ったら、マシントラブルでずるずると順位を落として結局、リタイア。さすがにモチュールだけでチャンピオン争いをするのは不可能だと思う。ホンダ、トヨタは全車同じくらいの速さがあり平均してポイントをとっている印象があるが、日産はチーム間のポテンシャル差がありすぎる。
また、今回もSCの影響で優勝が大差をつけて決まったが、さすがに今シーズンはこの展開がありすぎ。
この状況が続くのなら、SC中のピットレーンクローズドをやめて、ピット作業ができるようにするべきではないでしょうか。そうすれば戦略にも差がつくし、今回のようなSC前と後でピットインのタイミングで1分以上の差がつくことはなくなる気がします。まあ、今のようなルールになっているのは過去に何かしらの理由があったのかもしれませんが、今の状況ではピット作業を解禁するべきだと思います。

モチュールはとりあえずポイントをとれてランキング上は上位にいますが、おそらくチャンピオンを獲得するのは厳しいと自分は考えます。最終戦が富士でなおかつウェイトハンデがなしのガチンコ勝負ではスープラNSXとは戦いにならないでしょう。今回のもてぎがこのざまだったので、余計に厳しいと感じざるをえません。GTRはコーナリングに重きを置いて開発をしたということですので、富士は苦手でしょうから。予選で上位スタートをすることは可能かもしれませんが、結局今回のレースのように決勝でずるずると順位を落としていってしまうと考えられます。まあ、また今回のようにSCが出て、それで勝者が決まればわかりませんが、さすがに最終戦のチャンピオン争いで今回のようなピットインのタイミングで1位とそれ以外の車の差がついてしまってチャンピオンが決まるのは興ざめですが。

今年はコロナの影響でイレギュラーなシーズンでしたが、GT500、GT300ともにチャンピオン争いは近年まれにみる接戦となっています。点差的には最終戦の富士で優勝したチームがチャンピオンを獲得する可能性が大きいと思われます。GT300は富士ではGTRが速さを見せているイメージがあるため、リアライズか#11ゲイナーがチャンピオンをとりそうな気がします。GT500は先の通りGTRは少しきついと思われるため、本命はキーパーでしょうか。

終戦の富士は現地で観戦する予定のため、モチュールには頑張って優勝してチャンピオンを決めてもらいたいと思います。自分がスーパーGTを観戦し始めてGTRがチャンピオンを獲得したことはまだないので。そして、ここからGTRが復活して以前届かなかった前人未到の3連覇へ挑戦してもらいたいところです。