こーめいの趣味の話

モータースポーツを観戦しての個人的な感想を書いています。たまに他の趣味の話をすることもあります。

F1 2020 振り返り

新型コロナウイルスの流行で3月の開幕が中止になり、過密日程となっていたシーズンが終了しました。結果としてはメルセデス1強でハミルトンが7回目のチャンピオンを獲得しました。

シーズン通して、メルセデスが安定して圧倒的な速さを見せていた印象です。また、ハミルトンもドライバーとして圧倒的なタイヤマネジメント能力などをみせていた印象です。来期も今期のマシンの大部分が引き継がれるので、勢力図的には大きく変わることはないと思います。そのため、ハミルトンがシューマッハを超える8回目のチャンピオン獲得の可能性が大きいのではないでしょうか。

レッドブルに関しては、拍子抜けのシーズンでした。フェルスタッペンの最年少チャンピオン獲得がかかっていたシーズンで、開幕前はホンダも含めてチャンピオン獲得を目指すと言っていた割には、開幕してみるとメルセデスには遠く及ばずという感じでした。しかも、いつもの中盤からアップデートで速さを上げていくという感じが、今年の過密日程では難しかったということもあり、終始苦戦していた印象です。しかし、最終戦でフェルスタッペンがポールトゥウィンを上げることができたというのは来期に期待が持てるという部分もありますが、この結果に胡坐をかかずアグレッシブに開発を進めてほしいと思います。

フェラーリは最悪のシーズンだったのではないでしょうか。去年ドタバタがあったとしてもここまで苦戦するとは思っていませんでした。たまに速さは見せていましたが、それは中団勢の中での話でレッドブルメルセデスには追いつけていない印象です。来期はせめてレッドブルといいバトルができるくらいには速さを取り戻してほしいところです。

今シーズンは変則的なシーズンで近年グランプリが開催されていないサーキットでも開催されました。来年以降もイモラやイスタンブールパークなどでもグランプリを開催してほしいところです。特にイスタンブールパークは前評判が高かっただけに、今回のつるつる滑る路面でまともにレースができていなかったので、もう少しちゃんとしたレースが見たいところです。たまにはいつもと違うサーキットでレースするのも面白いと感じたシーズンでした。

 

来年はホンダがF1最終年ですし、ベッテルアストンマーチンでどこまでやれるのか、角田がガスリー相手にどこまでやれるのかなど、見どころがたくさんありそうなシーズンです。特に小林可夢偉以来の日本人ドライバーの角田がどこまで走れるのかは特に楽しみです。また、来年こそレッドブルホンダとしてチャンピオンを獲得できることを願っています。