こーめいの趣味の話

モータースポーツを観戦しての個人的な感想を書いています。たまに他の趣味の話をすることもあります。

F1 2022 オーストラリアGP

F1 2022 オーストラリアGPを視聴しました。

P1とP2は金曜の昼間に行われたので、さすがにリアルタイムでは見れませんでした。

 

今年のフェラーリは本物ですね。

バーレーンとジェッダは特殊なコースでしたが、オーストラリアでも速いとなると今年は手が付けられないかもしれないです。また、フェラーリPU勢のカスタマーもPU関連での大きなトラブルも出ておらず、信頼性も高そうです。

予選では赤旗が間で出た影響でサインツがうまくアタックできていないようでしたが、ルクレールのタイムをみるとフェラーリは頭一つ抜きんでている気がします。

マクラーレンは前戦までの苦戦具合とは打って変わって、終始調子がよさそうでした。バルセロナでのテストのときも調子がよさそうでしたのでコース相性が大きく出てしまう車体なのかもしれません。

レッドブルはフェルスタッペンがセッティングに少し苦戦していた印象があります。自分の思い通りの感じになっていないのでしょうか。レッドブルは路面温度の変化などにも敏感に影響を受けているようなので、やはり難しい車なのかもしれません。

今回の予選はある程度チームごとに順位がまとまっていました。そのため、今年の前半戦の勢力図は今回の予選の順位のような感じなのでしょう。

トップはフェラーリで、そこから少し下にレッドブル、その下にメルセデス。そこから中段勢で、マクラーレン、アルピーヌ、ハースといった感じでしょうか。中断勢はコース相性があるので何とも言えないところがありますが。

 

決勝の感想です。

トップは想定通りルクレールでしたね。とくに危なげなこともなく圧倒的余裕をもった優勝な気がします。終盤にファステストラップを狙いにいくなど無線でいっていたことからもまだまだ余裕はありそうです。この感じだと、今年のチャンピオンはフェラーリルクレールでほぼ決まりなのかもしれません。

ルクレールと争えそうなレッドブルのフェルスタッペンは、とにかくマシンの信頼性が低すぎます。フェルスタッペン3戦やって完走しているのが1回だけというのはチャンピオンを狙うならさすがにまずすぎます。ホンダが撤退した影響なのかはわかりませんが、最低でも完走はできるようにしないと、マシンの戦闘力があまり高くなさそうなメルセデスにもコンストランキングでは負けるかもしれません。

メルセデスはさすがのチーム力でトラブルフリーで安定しています。やはり伊達にコンストラクターズチャンピオンを8連覇しているわけではないという感じですね。やはり、自力で優勝を狙うだけの力がないとしても、今回のような上位陣に何かあったときに表彰台や優勝を狙える位置に必ずいるというのは大事なことだと思います。

アストンマーチンはちょっと今期はクラッシュやトラブルが続いているように見えます。このままではドライバーのモチベーションが下がってしまい、ランキング再開になってしまいそうな勢いです。ピンクメルセデスと呼ばれていたときは速さがあったことからも、マシンの開発力が少し足りないのかもしれません。

アルファタウリはフリー走行の結果からみたら、すこし拍子抜けの結果でした。もうすこしレースペースがいいかもと思っていましたが角田君は最下位争いをする感じで、ガスリーは何とかポイントを持ち帰ったという感じでした。特に角田君はタイヤを交換する前まではある程度のレースペースがあったのに、ハードへ交換したところからペースがあがっていないようでした。ほかのチームもそうですが、今年のマシンはタイやとの相性が大きく出ている気がします。アルピーヌのアロンソもハードで走っていたときはレースペースがよかったのにミディアムに変えたとたんにペースが落ちていました。タイヤの使い方や相性の理解を深めることが今シーズンをつかむ鍵なのかもしれません。

 

決勝で一番驚いたのは、ウィリアムズのアルボンがハードで57周走り切ったことです。見てて、もしかしてタイヤ交換義務を忘れているのかと心配になるレベルでした。しかし、特に大きくペースを落とさず走り続けることができ、10位入賞したのは、ドライバーオブザデイをもらってもおかしくないレベルだと思います。

 

今回、サーキットの回収が行われレイアウトが前回のときから変更になっていました。そのことを踏まえても、今回は少し単調なレースだった気がします。一応、オーバーテイくは増えていた印象ですがそれのうち多くがDRSを使用してのものというのはレースとしてどうなのでしょうか。前戦のサウジアラビアGPもでしたが、DRSがオーバーテイクに与える影響が少し大きすぎるのではないでしょうか。まあ、今のマシンが抜きにくいというのがあるにしても、ブレーキング勝負で抜いたり、コーナーでサイドバイサイドになり抜きにかかるなどをもう少し見たいなというのが本音です。

 

次はイモラでのレースで、今シーズン初めてのスプリント予選が行われます。今年のレギュレーションでスプリント予選がどのような結果になるのかはわかりませんが、各チームが今回のグランプリの結果を踏まえてどのようなアップデートなどをいれてくるのかは楽しみなところです。