こーめいの趣味の話

モータースポーツを観戦しての個人的な感想を書いています。たまに他の趣味の話をすることもあります。

F1 2020 ハンガリーGP

予選決勝をリアルタイムで観戦しました。

一時期はハンガリーGPは中止で代わりにレッドブルリンクで3戦目を行うという話も出ていましたが、無事にハンガリーで開催できました。

FPでは全体を通してレーシングポイントの2台が速さを見せていた印象です。速さという観点で行くと、開幕戦からコンスタントに速さを見せているので、たまたまではなくちゃんとした速さがあるのでしょう。また、フェラーリも前戦までよりは速さを取り戻してきている印象ですが、まだまだ去年の速さを取り戻しているとはいいがたい状況です。レッドブルはこの週末を通して、ドライバー2人とも苦労している印象でした。本来ならばレッドブルが得意なハンガロリンクでここまで苦戦するとは思っていませんでした。しかし、リアが不安定でコーナー立ち上がりでアクセルオンした時の挙動が不安定に見えます。そのため、立ち上がりからのスピードを失っている印象です。マシンの根本的な設計部分の欠陥ではなく、アップデートやセットアップでなんとかなることを願うばかりです。

 

目次

 

・予選サマリー

予選

ドライコンディション

Q1 降水確率90%
ウィリアムズが2台ともQ1突破
レーシングポイントが1、2
レッドブルは苦戦しているようにみえる

ハース2台、アルファロメオ2台、クビアトが敗退

Q2
ハミルトンがミディアムでトラックレコード更新
フェルスタッペンはソフトタイヤだがハミルトンと0.9秒差がある

ガスリーがPUの調子が悪いと無線でいっている
 →機械的な問題ではなさそう セッティングの問題?

ルノー2台、ウィリアムズ2台、アルボンが敗退
ラッセルは12位、今年のウィリアムズはよさげ
アルボンは1コーナーでミスがあったもよう

→それによりタイムが出せずQ2敗退
決勝はメルセデスとレーポがミディアムスタート
ガスリーはトラブルがあるみたい、最終アタックの際に無線
フェルスタッペンは3番手タイムをだしているが、1位のハミルトンからは0.7差


Q3
ファーストアタックでハミルトン、1:13.613のタイムを出す
ペレスがトラックリミット違反でタイム抹消
ガスリーはアタックに出れない

→PUに不具合の兆候が出たため、走らなかったとのこと

雨がちょっと降ってきているもよう
フェルスタッペンはもう新品ソフトがない

→それにより他のドライバーがタイムを出す中、タイム更新ができず
ハミルトンがタイム更新1:13.447
メルセデス、レーポ、フェラーリ、フェルスタッペン、マクラーレンの順番
ガスリーは結局アタックに出れず
メルセデスとそれ以外では、1秒程度の差がある

明日の決勝もメルセデスの1,2で確定っぽい
レッドブルはトラブルも出て、セッティングも詰められてなさそう
レースペースもあまりよくはないのでマクラーレンルノーに抜かれないようにするのが精いっぱいか

 

・ 決勝サマリー

雨は上がっているが、路面はウェット
インターでレコノサンスラップへ

フェルスタッペン レコノサンスラップでクラッシュ フロントウイングを破損
 ブレーキングでタイヤをロックして、そのままウォールへ
グリッド上でパーツ交換などで対応する
スタートまでになんとか修繕完了!

ガスリーはICE以外のユニットを交換

→壊れたというわけではなく、念のための交換らしい

マグヌッセン以外はインタースタート

フォーメーションラップでは水しぶきはあがらなくなっている

ハースの2台がピットイン

1 ボッタスが大きく順位を落とす
  フェルスタッペンが3位へ

2 クビアトがピットイン ソフトへ交換

3 ルクレールピットイン ソフト
  ボッタスピットイン ミディアム

4 ハミルトン ミディアム
  ストロール ミディアム
  ベッテル ミディアム 交換に手間取りタイムロス
  アルボン ミディアム
 
 ラティフィが1コーナーでスピン

5 フェルスタッペン ミディアム
   ハミルトンの後ろで復帰

  ラティフィ、左リアタイヤバースト

7 サインツとラティフィのアンセーフリリースが審議
  ライコネンにタイムペナルティ +5

9 ルクレール 無線でソフトはダメだと発言 ソフトはあまりタイムが上がらないよう

10 ラティフィにタイムペナルティ +5 アンセーフリリース

12 ベッテルブレーキングミス 右フロントロック アルボンに抜かれる

14 ハミルトンとフェルスタッペンの差が10秒に

17 ガスリー マシントラブルでピットイン リタイア

18 アルボンがルクレールオーバーテイク

19 ルクレールベッテルがポジションチェンジ
   ソフトタイヤは本当にダメそう ルクレールベッテルでラップタイムで4秒差

21 ルクレールピットイン ハード

27 どのドライバーも左フロントタイヤに苦しんでいる様子

30 ベッテルピットイン ハード

32 ハミルトンとフェルスタッペンはラップタイムで1秒の差

34 雨が少し降り始めたみたい
  ボッタスピットイン ミディアム

36 アルボンピットイン ハード
  ストロールピットイン ミディアム

37 フェルスタッペンピットイン ハード

38 ハミルトンピットイン ミディアム

43 ラティフィターン5でコースオフ

44 レッドブルはレース後、審議 アルボンのグリッドを乾かしたため

45 リカルドピットイン ミディアム

47 ボッタスとフェルスタッペンの差が1秒をきる

50 ボッタスピットイン ハード

53 ストロールピットイン ハード

67 ハミルトンピットイン ソフト

70 ボッタスとフェルスタッペンの差が0.5秒程度に

  ホームストレートを何とか守り切り、フェルスタッペンはそのまま2位でゴール

  ハミルトンはファステストを更新

 

1位ハミルトン ファステストラップ獲得
2位フェルスタッペン
3位ボッタス
4位ストロール
5位アルボン

ドライバーズランキングでハミルトンがボッタスを逆転
フェルスタッペンが3位浮上

コンストラクターズランキングでもレッドブルが2位に
メルセデスとの差は約70ポイント


正直言って、今週末は決勝までの状況を見ててフェルスタッペンが2位とれるとは思っていなかった

次はシルバーストンで、時間が2週間あるので、レッドブルはその間にマシンを改善してほしい

 

・感想

今回もメルセデスが圧倒的な速さを見せていた印象です。オンボード映像を見ている感じでは、決勝ではまだ本気を出していないのではないでしょうか。逆にレッドブルは開幕戦から引き続き苦戦している印象です。特に、マシンがピーキーで予選での一発のタイムを出す際の限界領域での挙動がコントロールできていない印象です。それにより、ドライバーが自信をもってアクセルを踏んでいけておらず、タイムを出すことができない。逆に、決勝でのペースはメルセデスには劣るものの中団勢よりは速い印象なので、マシンの挙動が不安定というのは限界領域での話と思われます。

今回はフェルスタッペンはボッタスへ前戦の借りを返すことができたので良かったと思います。ボッタスがフェルスタッペンを後方から追い上げるというのは同じ状況でしたが、今回は守り切ることができました。正直言って、ボッタスのレースペースは圧倒的で1周当たり1秒追い上げているタイミングもあり、ラストラップまでに抜かれてしまうだろうと思っていました。しかし、フェルスタッペンも悪くないペースで走ることができ、最終周で真後ろにつかれたときも、きっちりと守り切ることができました。フェルスタッペンはレコノサンスラップでマシンのフロントを破損してしまい、グリッド上でピットクルーに修繕してもらったというのがあるので、このレースにかける思いは人一倍強かったのではないのでしょうか。

フェラーリは今回、ハミルトンに2台とも周回遅れにされるという屈辱的な状況に陥りましたが、現状のマシンの速さを考えるとしょうがないと思われます。今回も中団勢とずっとバトルをしていた印象で、レッドブルよりも少し劣っている印象があります。

 

次は2週間後にシルバーストンでのレースです。メルセデスは絶対に速いと言い切れます。レッドブルがこの間に新しいアップデートでどこまで追いつくことができるのかが見どころではないでしょうか。まだ3戦終わっただけですので、ここからフェルスタッペンがハミルトンに追いつくことができる可能性もわずかですがあると思っています。そのためにも、マシンのアップデートをがんがん行い、せめて去年後半の強さを取り戻してほしいところです。