こーめいの趣味の話

モータースポーツを観戦しての個人的な感想を書いています。たまに他の趣味の話をすることもあります。

F1 2020 イタリアGP

F1 2020 イタリアGPをリアルタイムで観戦しました。

ベルギーのスパから連戦のパワーサーキットです。前戦からルノーやレーシングポイント、マクラーレンなどの中団勢が調子を上げてきており、レッドブルはすこし厳しいかもしれないです。また、このレースから俗にいう予選モードが禁止となるため、各チームの勢力図がどのように変化するかも見どころの一つではないでしょうか。

 

 

・予選

ドライコンディション
この予選から予選モードは禁止
また、去年の予選のような渋滞を防ぐためにもアウトラップ時の基準タイムを設けた
インラップは関係なし
FP3でマシントラブルでストップしたリカルドも予選は出走できる模様

Q1
ファーストアタック
ルクレールはトラックリミットでタイム抹消
マグヌッセンもトラックリミットでタイム抹消
ボッタスとハミルトンはミディアムでアタック
ガスリーはトラックリミットでタイム抹消
トロールもトラックリミットでタイム抹消
2周目のアタックでフェルスタッペンはタイムを更新し5番手へ
アルボンはトラックリミットでタイム抹消 1周目のタイムは15番手タイム

セカンドアタック
ペレス、サインツ、ノリス、フェルスタッペンはアタックせず
メルセデスの2台は2つ目の新品のミディアム
最終コーナーで渋滞 決勝レースみたいなバトルをしている

グロージャンベッテル、ジョビナッツィ、ウィリアムズの2台が敗退
トラフィックでまともにアタックできず
グロージャンは最終コーナーで軽く接触し押し出されてしまった模様

Q2
ファーストアタック
全車ソフトタイヤ
ハミルトンがトラックレコード
アルボンがカットライン上でフェルスタッペンは5番手タイム

Q1でのオコン、ライコネン、ラティフィが審議

セカンドアタック
リカルドがグラベルへはみ出しミス

クビアト、オコン、ルクレールライコネン、マグヌッセンが敗退
ボッタスがトラックレコードを更新
マグヌッセンもコースアウトしてグラベル

Q3
ファーストアタック
アルボン、トラックリミットでタイム抹消

セカンドアタック
ハミルトンがコースレコード
フェルスタッペンは5番手

1位ハミルトン 2位ボッタス 3位サインツ
5位フェルスタッペン 9位アルボン 10位ガスリー

 

・決勝

ドライコンディション

ルノーは来年からアルピーヌ名義へ変更

クビアト、ベッテルがハードスタート
14番手以降はベッテル以外はミディアム

1 アルボンが接触
   ストロールとガスリー、アルボンがスリーワイドになり、アルボンが押し出される
   アルボンとガスリーの接触が審議
  ボッタスが順位を落としている
  無線でパンクしているといっている
  ノリスと接触

2 ボッタスはピットインせず
  ピットからはマシンに問題はないと言っている

3 フェルスタッペンがシケインでストロールオーバーテイク

6 ベッテルは左リアから火が出ている
   最初のシケインを取り巻きれず直進してしまう

7 ベッテルはピットインしてリタイア

8 アルボンに5秒ペナルティ
   シケインでのグロージャンとの接触に対して

14 特にバトルもなく順位は変わらず
  ハミルトンはどんどん2位との差を広げている

18 ルクレールがピットイン ハードへ交換

19 マグヌッセンがマシントラブルでストップ
  ガスリーがピットイン ハードへ交換
  SC導入

20 ハミルトン ミディアム
  上位陣はハミルトンのみピットイン
  ピットレーンがクローズになっていたため ハミルトン、ジョビナッツィが審議

23 ピットレーンがオープン
  ほぼ全車がピットイン
   ストロールはピットインせず

25 ルクレールがパラポリカでクラッシュ

   オーバースピードでタイヤバリアへ突っ込んだが、ルクレールは自力でマシンから降りれた
  SC継続
  ジョビナッツィにストップアンドゴーペナルティ10秒
  ハミルトンにも同様のペナルティ
  赤旗
   
  ガスリーは3番手
  ノリスにピットイン時のスロー走行に対して審議
  
  ピットレーンクローズドについてはSC導入から11秒差があった模様
  ノリスの審議に対してはおとがめなし

27 赤旗解除
  SCでレース再開 スタンディングスタート
  
  ハミルトン、アルボン、グロージャンがハードタイヤ
  ライコネン、ジョビナッツィ、オコンがソフトタイヤ
  それ以外はミディアムタイヤ


28 ガスリーが2番手へ

29 ハミルトンはペナルティ消化のためにピットイン
  
31 ジョビナッツィがペナルティ消化のためにピットイン
  フェルスタッペンはリタイア ペレスとの接触でマシンを壊した?
   PUのトラブルらしい

34 ライコネンが1コーナーでサインツに抜かれ3位へ
  ハミルトンはファステストを連続して追い上げしている

46 ガスリーとサインツの差が縮まってきている

52 ガスリーとサインツのギャップは1秒前後を行ったり来たりしている
   ガスリーはうまくサインツをDRS圏内に入れないようにしている

1位ガスリー 2位サインツ 3位ストロール

ガスリーがF1初優勝

 

・感想

今回の結果を予想できた人はいないのではないでしょうか。レース自体もドライコンディションでしたが決勝レースでは今シーズン初の赤旗が出るレースでした。まず予選では、安定のメルセデスが速さを見せており、予選モードが禁止になっても他チームとの差が縮まった感じはありませんでした。逆に、レッドブルが一番影響を受けていた感を否めません。今回の予選はフェルスタッペンが5番手と中団勢に埋もれてしまいました。決勝レースでもけりだしは悪くはなかったのですが、ホイルスピンをしてしまい、出遅れ順位を落としてしまい、その後はDRSトレインから抜け出せずという感じでした。そして赤旗後のリスタートではPUにトラブルが出ていたようで、スピードが上がらず、そのままピットインしてリタイアとなりました。今回のPUのトラブルが理由がわからないためまだなんとも言えないですが、今までの使用ではトラブルはでてないかったので今回の特殊な条件が合わさってしまいでたトラブルだと思いたいです。今回、ハミルトンがペナルティで下位に沈んだため、フェルスタッペンにとってはハミルトンとのポイント差を縮める重要なレースだったと思います。しかし、結果としてはマシントラブルでリタイアとなり、ボッタスにランキング2位を取り返され、ハミルトンとの点差も開くというあまりよくはないレースでした。次のグランプリまでにはもう少し立て直しておいてほしいところです。

フェラーリは予想通り予選から苦戦していました。決勝は苦戦というよりはマシントラブルなどでそもそも感想もできませんでした。まず、ベッテルですがブレーキトラブルでリタイアをしましたが、モンツァのような高速サーキットでブレーキトラブルは危険性が高すぎると思います。ルクレールはパラポリカでアクセルを開けるのが速かったためリアが暴れてクラッシュしたように見えますが、それもそもそもマシンの出来が悪いからというのはありそうです。さすがにホームであるイタリアでこの体たらくはフェラーリとしてはまず過ぎるのではないでしょうか。

ガスリーは今回、運が良かったという面も否めないですが、最終的にサインツを実力で抑えきって優勝したので良かったと思います。見ているほうも、着々とサインツとのギャップが縮まっていたので気が気ではありませんでした。今回の勝因の一つはピットインのタイミングではないでしょうか。マグヌッセンがストップしたタイミングでいち早くピットインし、そのすぐ後にSCが導入されたので、そこだけみると戦略としては失敗のような感じでした。実際問題、このあと赤旗が出なければ、SC中にピットインしたドライバーの方がタイムロスが少なく済むためガスリーは順位を落としていたはずです。しかし、今回はピットレーンがクローズになり、また続けて赤旗が出たことで順位を落とすことなく、いい位置でレースを再開できたというのが勝てた理由の一因ではないでしょうか。昨シーズンから大変なシーズンを過ごしてきていただけに、今回の優勝は感無量でした。去年のブラジルGPでガスリーが2位になったときも面白いレースでしたが、今回のレースもそれに負けず劣らず面白いレースだったと思います。

メルセデスは今回のレースでやっと本来の力を垣間見ることができた気がします。ボッタスは微妙でしたが、ペナルティを受けて最後尾からの追い上げを行うことになったハミルトンは一人だけ別カテゴリーじゃないかというレベルでスピードが桁違いでした。正直言って、オーバーテイクをしにくいモンツァではなければ表彰台まで届いていた可能性もあるのではないでしょうか。

次は、3連戦最後のムジェロでのレースになります。今回、追加されたGPでありどのチームもあまり走行データがないサーキットになります。また、スパ、モンツァに続きパワーサーキットであるため、フェラーリレッドブルにとっては引き続き厳しいレースになりそうです。