スーパーGT2020 Rd.1 富士
ついに、スーパーGTもシーズンが開幕しました。
無観客での開催ですが、レースが開催されるだけでもうれしいです。
開幕戦は富士で、午前中に予選、午後に決勝の1day開催でした。
目次
・予選サマリー
晴れてはいるが、路面にはウェットパッチから残っている
朝、少し雨が降っていた様子
GT300 Q1 A
今シーズンからGT300にもミシュランタイヤを使用するチームがある
初音ミク、レインタイヤで出ていたが、1週でスリックへ交換
5:30エヴァ、第一コーナーでスリップ、クラッシュはなし
4:20 100Rで30号車がコースオフ クラッシュはなしでコース復帰
最後の最後に、ロータスと初音ミクのタイム合戦
初音ミクが8番手に滑り込み、ロータスを追い出したと思ったら、ロータスが逆転し、
初音ミクを追い出す
リアライズGTR、10GAINER GTRが1,2
55号車はレインで走っており、タイムが出せなかったとのこと
GT300 Q1 B
6:00スープラコーナー 50スピン コーナー上で停止後、復帰
3:30 コカ・コーラコーナーでレオンスピン 右リアが滑った様子 コースへ復帰
34、21敗退
トップは11GAINER
ARTAがトップ
GTRは3号車のみ突破
ケーヒン、ワコーズ、ウェッズ、モデューロが敗退
NSXが全体的に調子よさそう
スープラは決勝のためにタイヤを温存していた?
GTRはテストや練習走行の印象と同じで、他のメーカーに比べて苦戦している印象
GT300 Q2
PPはレオン
2位11ゲイナー 3位ロータス
11ゲイナーはタイムを出したあと、時間を残してピットへ 決勝に向けてタイヤを温存している?
・決勝サマリー
ドライ 気温がどんどん上がっている
1 クラフトスポーツ 1コーナーでタイヤロック 順位を2つ落とす
カルソニック 100Rでクラッシュ リアを大きく破損
モデューロと接触 フロントにダメージあり
300 11ゲイナーがレオンを1コーナー立ち上がりでオーバーテイク
2 SC導入
3 モデューロ ピットイン ガレージへ
カルソニックはリタイア
6 レース再開
8 GTR ストレートでスープラに引き離される
9 モデューロ、レース復帰
10 88JLOC 左リアタイヤバースト
87JLOC 右リアタイヤバースト
11 2ロータス ピットイン トラブル?
13 300のトップ3が後続との差をどんどん広げている
500のGTR ずるずる順位を落としている
15 ゲイナーとレオン シケインで少し接触するも順位は変わらず
17 ゼントが1コーナーでARTAをオーバーテイク
ARTAはタイヤが終わった?
18 ゲイナーとレオンが最終コーナーからサイドバイサイド 1コーナーでオーバーテイク
キーパー 2番手と8秒差
11ゲイナー GRスープラにも抜かれる
ゲイナーのタイムが悪くなってきている
21 55ARTA ドライブスルーペナルティ リスタート時の違反
22 レッドブルピットイン
24 11ゲイナーピットイン
26 ARTA ケーヒン 同時ピットイン
順位変わらず
27 レオンピットイン
左サイドだけタイヤ交換
左リアタイヤ交換に時間がかかる
11ゲイナーの後ろで戻る
30 ケーヒンが1コーナー先でストップ マシントラブル
32 キーパー ピットイン
33 レッドブル 100Rで左リアタイヤから白煙 再スタート
34 BRZ 300Rでスロー走行 左サイドから火が出てる
35 25スロー走行 左リアタイヤ パンク ピットイン
37 ランナップ 13コーナーでスピン マシンストップ
23と接触した様子 左フロントが破損してそう
38 SC導入
300、500ともに1位のリードがチャラに
43 リスタート
500 GTRはリスタートで前走車に離される
46 30 黄旗追い越しでピットペナルティ
49 ウェッズにモチュール抜かれる フロント破損の影響で挙動が安定してなさそう
1コーナーで植毛GTRがスピン 再スタート
51 ワコーズ、ゼント、レイブリック スリーワイド
レイブリックが2台に抜かれる 1から4位がすべてスープラ
モチュール ピットイン リアの駆動系にトラブル 接触の際にフロアを縁石でうっていたのでその影響? リスタート
1位キーパー、2位au、3位ワコーズ、4位ゼント、5位デンソー
・感想
GT500はスープラがやはり速かったですね。ここまでとは思っていませんでしたし、NSXともう少し拮抗すると思っていました。LC500と同じようにGT500を勝つために作られた車という感じで、安定して速かった印象です。NSXも今シーズンからFRになりましたが、マシントラブルもなく安定して周回を重ねることができていたようなので良かったです。NSXは予選での一発の速さは昨年と同様あるのですが、やはり課題はレースペースのようです。タイヤのもちが悪いのか、燃料が多い状況だとペースが上がらないのかはわからないですが、そこが改善できれば、スープラといい勝負ができそうな感じです。
GTRは悪い意味で公式テストの時と印象変わらずといった感じです。やはり他の2メーカーと比較して、一発の速さもレースペースも劣っている印象です。今回のレースでもトラブルなどが出たチームを除けば、下位はGTRが占めていますし…開幕戦の様子を見ていると今シーズンは1勝もできないのではと思ってしまいます。冗談抜きでマシンの熟成ではなく何かしらのテコ入れをしないと現状を打破することはできないのではないでしょうか。
GT300もスープラが安定していたように見えます。また、GT300はGTR GT3も安定した速さを見せていて、上位争いを繰り広げていました。ゲイナーやリアライズは今シーズンチャンピオンを狙えるだけの速さは十分あったように思えます。今回、LEONが片側2輪交換を行っていましたが、戦略としては外れだったようです。ピット作業で時間がかかってしまい、2輪交換をしたタイムアドバンテージがなくなってしまったのもありますし、前半にバトルをやりすぎてタイヤのライフを削りすぎてしまっていたいんしょうです。ホッピーも今季はMC86からポルシェへ切り替えているので、今シーズンはマシンへの理解を深めるシーズンなのかなと思います。そのためにも、トラブルなく乾燥し続けるのが重要で、本格的にチャンピオンを狙っていくのは来年以降だと思われます。
次もまた、富士スピードウェイでのレースとなります。
どのチームも今回のレースのデータが使えるので、結果は違ってくるのではないでしょうか。