鈴鹿8時間耐久ロードレース 2019
今回の土日は鈴鹿8耐へ行きました。
5月のスーパーGT鈴鹿戦以来の現地観戦なので、とても楽しみでした。
しかし、土曜日は台風の影響で大雨。さすがの大雨で結局、予選はキャンセルとなりました。その後、晴れて後夜祭は行われました。
日曜日、スタートからずっと観戦しており、今回はグランドスタンドのみではなくシケインなど場所を移動しての観戦も行いました。
今回のレース、ワークスの3チームが接戦で見ていて楽しかったです。
予選の段階では4連覇中のヤマハチームが調子がよいようで、このまま5連覇してしまうのかなとは思っていましたが、決勝ペースではホンダとカワサキの方が調子がよさそうでした。
少し目を離した間やピットストップのタイミングでトップがめまぐるしく入れ替わっており、見ていて熱いレースだったと思います。
また、今回は残り時間が短くなるまでは、SCも入らず、特に波乱もなかったレースのような気がします。去年は台風明けということで天気が不安定になっており、少し大変なレースでした。
しかし、最後の最後に波乱がいろいろ起こってしまったような気がします。
日が落ち、暗くなってから、クラッシュやコースオフが多発し、マシントラブルも起こり、しかも局所的に降雨があるという難しい状況になりました。ホンダがトップを走っていましたが、ジョナサンレイへ交代したカワサキが圧倒的な追い上げを見せトップを奪取。そのままゴールするかと思われました。
そして、賛否両論があった、最終ラップでトップを走っていたカワサキのジョナサンレイが転倒。そしてレースは赤旗終了となりました。レース後の暫定表彰式では2位を走っていたヤマハが繰り上げ優勝。5連覇を成し遂げたとなりました。
しかし、これについてはカワサキから異議が申し立てられ、月曜日の正式結果でも優勝はカワサキとなりました。
現地にいた身としては、本当にしらけた雰囲気となっていたと感じます。
また、ヤマハの優勝となったのも、現地では情報が共有されずよくわからず、表彰式を見ている側としても盛り上がることもできませんでした。表彰される側も戸惑いを隠せていないように見えました。
自分としては表彰式を遅らせてでも、もう少し状況を整理し、きちんとした形で表彰式をするべきだったのではと思います。また、暫定表彰式をやるにしてももう少し理由を観客に説明すべきではなかったのでしょうか。それが、8時間声援を送った観客と、8時間レースを戦い切った選手への誠意であり礼儀ではないでしょうか。
また、各所でいわれている赤旗を出すタイミングですが、自分ももう少し早く出した方がよかったのではと思います。タイミングとしてはコースにオイルが散乱したと思われるタイミングではないでしょうか。視界も悪い状況で雨も降っており、路面コンディションも悪いという状況ではライダーの安全も確保できず、危険が高い状況だと思われるからです。そりゃあ、レースとしては熱い展開だったので、赤旗終了やSCでチェッカーよりはきちんとチェッカーを受け、感動的なゴールシーンを演出したかったというのはわかりますが、結果としてこのような状況になってしまったのですからもったいないとしかいえません。
鈴鹿8耐を現地で観戦したのは去年に続き2回目でしたが、今回のレースは本当に面白いレースでした。だからこそ余計に最後のドタバタが残念でなりません。しかし、だからこそ、来年のレースがどうなるか楽しみなところです。