こーめいの趣味の話

モータースポーツを観戦しての個人的な感想を書いています。たまに他の趣味の話をすることもあります。

鈴鹿10HOURS 2019

鈴鹿10HOURS 2019を予選、決勝と現地で観戦してきました。

予選決勝ともに晴天でよかったです。若干、予選後の後夜祭のタイミングで雨がぱらついたりしていましたが…

 

予選では去年終盤追い上げていた#00グッドスマイルレーシングが6番手スタート、

GTR勢としては、13番手から松田選手と千代選手が乗っている#35 KCMGが日本車としては最上位でスタートしました。スタート位置としては#00は表彰台が狙える位置だけに決勝での追い上げに期待していましたし、#35 KCMG GT-Rも練習走行などはペースがよさそうだったので決勝ペースに期待でした。

予選でPPをとったのは#42 BMW M6でした。正直言ってAudi R8勢がペースがよさそうでしたので、そちらがポールをとり、フロントロー独占になるのではと思っていたので少し意外でした。

 

決勝では、日ごろのレースではあまり見ないようなトラブルがあったりといろいろあったように感じます。去年はKCMGのGT-Rはペースが良かったのにマシントラブルが発生していたので今年は一台は完走できシングルでフィニッシュしたのはよかったと思います。しかし、#018の方には何度かトラブルが起きており、上位を走っていただけにもったいなかったと思います。特に、終盤に起きていたピットインしたのにマシンのドアが開かずドライバー交代ができないというのはびっくりしました。

去年は終盤の主役は#00のグッドスマイルレーシングでしたが、今年は#35のKCMG GT-Rだったように感じます。

#35 KCMG GT-Rはレースペースもよく、戦略もうまくはまり中盤では表彰台争いにもかかわることができていました。しかし、やはりピレリタイヤの扱いに慣れていないからなのかはわかりませんが、各スティント序盤はよいのですが、タイヤがタレだしてからのタイムの落ち方が、急にがくっという感じでそれにより順位を失った印象があります。しかし、今年はノートラブルノーペナルティで走り切ったというのはよかったと思います。また、日が落ちてから最終スティントの松田選手の走りも海外勢との圧巻のバトル、#107ベントレーオーバーテイクし、後方から圧倒的ペースで追い上げてきていた#125 Audi R8を最後まで抑えきったところは、観戦していて手に汗握り、声を出して応援しましたし、会場全体が青いペンライトで応援を始めたときには若干泣きそうにもなりました。千代選手もやはりGT-R GT3の運転がうまいなと今回のレースをみて改めて感じました。スーパーGTのGT500では少し苦戦していた印象でしたが、やはりGT3マシンの方が千代選手のドライビングにあっているんだなと思います。このまま、GT-R GT3を極めていってほしいと思います。そして、いずれはスーパーGTのGT300へ戻ってきてチャンピオンを獲得してほしいと思います。

今回、レースとしては上位陣は海外勢が独占している状況でした。予選、決勝を見ていていてマシンとドライバーの差を少し感じました。マシンとしては海外メーカーのマシンには日本メーカーの車は全然太刀打ちできていなかった印象です。それが、エンジンパワーなのか空力の問題なのかはわかりませんが、その点は日本人としては少し残念でした。また、ドライバーとしては場内実況でもありましたが、海外ドライバーはラインどりが全体的にダイナミックで縁石をちゅうちょなく使い、なんならコース外もうまくしている印象でした。また、サイドバイサイドのバトルでも互いに引かず多少の接触なら気にしないというのも、日本人ドライバーに少し足りないアグレッシブさなのではないかと思います。

 

去年、今年と2年連続で鈴鹿10Hを現地で観戦していますが、今年は去年よりもどのチームも気合の入れようが違ったように感じます。海外チームも本腰をいれているように感じましたし、日本チームもトップドライバーを集めてチームを組んでおり、ほんとに世界一決定戦のような様相になってきたように感じます。また、来年も現地で観戦し、今度こそGT-Rが表彰台に上るのを見てみたいと思います。